Art in everywhere

「何しにいくの?」
「何していたの?」

と聞かれると困ってしまう。
アートに溢れているニューヨークの街は、とにかく当てもなく歩いているだけで楽しくて、歩く、食べる、の繰り返し。切り取りたくなる画がそこかしこに溢れ、カメラから手が離せない。

突然のスコールに咲いた傘の花々。
Saul Leiterを真似てレンズを向けてみると、なんだか傘の画が妙に艶っぽく見え、それがこの街にしっくりくるような気がした。

残念なことに、毎年訪れるたびに街のそこかしこが変わってしまっている。好きだったレストランやカフェ、商売っ気のない趣味を売るような小さな店は、綺麗なビルやテナント募集の空虚な箱になり、大好きなウェストヴィレッジも、相変わらずそんな家主を待つ空っぽな箱がまだ目立っていた。