CASA GUEDES

私がポルトガルを気に入ってしまった理由のひとつが豚肉好きの食文化。
ヨーロッパの他の国同様に、ジビエを含めて様々な肉が食べられているポルトガルですが、生ハム然り豚肉が最もポピュラーらしく、ポークサンドイッチがメニューに多く登場する。おそらくポルトガル人のcomfort foodではないのかな。

ここも、私のポルトガル旅のバイブル「Portuguese Travel Cookbook」で読んで行きたかった店のひとつ。
中心街から少し離れた、よりローカルな場所にある店でしたが、店の前に人だかりがあるので見つけるのは簡単。

1日に500個も売れるというローステッドポークサンドイッチは、野菜と果物を食べて育った豚を使い、数種類のハーブなどでマリネした後ローストしているとのこと。皮付きのももブロックをローストして割いたフレーク状の肉と、厚みのあるハム状のカットの両方が挟まれている。パリパリの皮とジューシーなハムにとろけたチーズ、軽くトーストされた、ちょっと無骨で素朴なパンとのコンビネーションがたまらない。

たかがサンドイッチ、と思うなかれ。
店主 Mr.Correia(おそらくオーダーをとっている眼鏡の彼?)は、80年代に小さなレストランとしてオープンした店から、クオリティの高いシンプルで美味しいサンドイッチを食べさせる人気店にした生粋の料理人です。
作り置きはせず、注文を受けたら肉を割くところから作るのも彼のこだわりのひとつらしい。

そんな彼(と思しき彼)は長蛇の列を背後にサンドイッチ選びに迷っていた私にも優しくニッコリ。
一見ラフなように見えて仕事ぶりは決してラフではない。サンドイッチを作るスタッフはテラス席にも目を配り、隙を見てテーブルを片付けたり。そんな時にもニッコリ笑むのも忘れない。人気店というのは美味しいだけじゃない、やっぱり ‘何か’ があるなぁ。
こんな店に出会えるとたまらなく嬉しくなる。

 

CASA GUEDES
Praça dos Poveiros, 130,
Santo Ildefonso, Porto
+351 22 200 2874