Morocco

ベルナルド・ベルトルッチ監督の1990年の映画「シェルタリングスカイ」
乾いた美しいモロッコの映像と坂本龍一さんの曲、そしてベルトリッチ監督のいつもながらの艶っぽさ。ストーリーの空虚感は否めませんが、映像と音楽だけで心の奥がジーンと熱くなる映画でした。あの乾いた美しい景色が見たくて、いつか行ってみたいと思っていたモロッコ。

カサブランカから車でアトラス山脈をぬけてメクネス、フェズ、ワルザザート、マラケッシュへかけぬけた乾いた大地はことのほか緑が多く、心に描いていたカスバのそれとはちょっと違っていましたが、赤茶色の大地がどこまでも続く広大な景色は、それでも胸打たれるものでした。初めて見た風が創りだす砂漠の波、夕景に浮かび上がる聖地ムーレイイドリス、混沌としたマラケッシュのスーク、etc. 景色の中に吸い込まれてしまうような、息を飲む光景が何度も繰り返された旅でした。