Living nearby the ocean

東京での暮らしに違和感を覚え、少しだけ住んだことのある海辺の街で家探しを始めたのはほんの4年前のこと。澄んだ空気と、通りすがりに見知らぬ人が挨拶をしてくれたあの日、キラキラ光る海の見える眩しいくらいに陽の当たる部屋から見える、風通しの良い物件に一目惚れ。

東京暮らしに比べたら不便なことは山ほどある。
自転車で通う鎌倉駅までの3kmは山あり谷ありで、真冬の朝晩は鼻も耳も感覚を無くすほど冷え、そして真夏は汗だくになる。何か気の利いたものを買いたくても、日暮れと共に近所は既に真夜中のように静まり返っている。東京暮らしよりも時間のかかることや、手間のかかることも数知れず。
それでも、鳥の声で目覚め、山の緑越しに海を眺める朝は、4年経った今でも思わず笑みがこぼれ小さな幸せを噛みしめる。気持ちの良い夏の休日に庭のテラスに椅子を出し、鳥の声と僅かな潮の香りを枕に昼寝をしていたら、可愛い子ダヌキが遊びに来たり。
どの窓からも見える木々の芽吹きや、部屋を抜ける風の匂いで春の訪れを悟り、初夏には裏庭のアガパンサスが作る薄紫色の絨毯を窓から愛でる。

そんな海辺の暮らしにも慣れてボーッと生きていたある日、突然舞い込んだ海外への移住話。
不便でも快適で自由な暮らしを楽しみながら、大切に住んで頂ける方に購入して頂けたら嬉しいです。
ご要望があれば、家具の一部とカーテンもお譲りしますのでご相談ください。

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