morito

ロンドンの北東に位置するExmouth Marketと名の付いた通りは、ほんの150メートルほどの長さで、夜の帳が下りる頃からそこだけが賑わい始める不思議な場所。教えてもらわなかったら行かなかったであろうこの通りには、寒い夜でも次から次へと人が集まってくる。15年前のミートパッキング@NYCみたい。ホリデーシーズン真っ只中のこの日は人気店は予約必至で、オープンの6時から2時間制で3回転するという。

滑り込みセーフで入れた店「morito」は、中東フレーバーのタパスの店。ドアを開けるとスパイスの香りがぷ〜んと鼻の奥を刺激し、狭い店内は6:30で既に活気に溢れてた。細長いカウンターに並べられたスパイス越しのコンパクトなオープンキッチンでテンポ良く仕上げられる料理はどれも魅力的。
中でも、どのテーブルにも運ばれていた料理が

crispy aubergine

オーバジーン?
お姉さんに聞いてみると、aubergineとはeggplant、茄子のこと。なぜ茄子だけフランス語? ともかく、フライにした茄子にフェタチーズソースとモラセスをかけたこの料理が絶品。揚げた茄子は、万国共通で旨っ。
beetroot borani も初めて食べる味で、borani(ボラーニ)とはイランで食べられるヨーグルトに食材を混ぜた前菜料理らしく、こちらはビーツとの組み合わせ。そして、低温調理後に表面をカリッと焼いた豚バラ、これは間違いない。メニューにあった「chicharron(チチャロン)」というのはスペイン語で、本来は豚の皮をカリカリにした料理らしい。
ロンドンの食の魅力は、無国籍で多様性に富んだ、こうゆうアンダーグラウンド的な店に牽引されて成長しているのだろうなぁ、としみじみ。帰国後の復習はBecquetで。

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